「パチンコのため」うなぎ店とすし店で連続窃盗 開店準備中に...67歳女の手口
飲食店へと1人で入ってきた女。
埼玉・川越市で起きた連続窃盗事件で逮捕された、無職の増渕明美容疑者(67)。犯行の一部始終を記録した防犯カメラ映像を入手した。
事件が起きたのは、2022年6月のこと。
午前9時過ぎ、営業準備中のウナギ料理店に、増渕容疑者が入ってきた。服装は、いたって普通。
まるで一般の客のように見える。ところが、厨房の中をのぞいたあと、一度戻って周囲に人がいないか確認。
そして、無人の厨房から赤い財布のようなものを取り出し、あたりをうかがいながら、店から逃げていった。被害に遭ったのは、現金およそ3万2,000円と小銭入れなどが入った、時価合計3万500円相当のポーチ。
わずか1分ほどの犯行だった。
増渕容疑者は同じ日、このウナギ料理店から1kmほどしか離れていないすし店にも侵入し、現金およそ6,500円と財布が入ったバッグ1個など、時価合計1万7,000円相当を盗んだ疑いが持たれている。
増渕容疑者は、栃木・宇都宮市のアパートに住んでいたという。
アパートの裏に回ってみると、少しだけ雨戸が開いていたが、中の様子はうかがえなかった。増渕容疑者は取り調べに、「生活費や飲食代、パチンコをするため、盗みをした」と容疑を認めている。
容疑者と面識があるという住民も、パチンコ店によく出入りしていたと話す。
容疑者を知る人「(パチンコ店に)だいたい4日間は、毎日朝10時に行くんですけど、そうすると、だいたい週に1~2度顔を合わせる時がある」
余罪は、数十件にのぼるとみられる。
開店準備中の飲食店で発生した窃盗事件 宇都宮に住むパチンカス・増渕明美(67)が逮捕「生活費やパチンコ代の為に盗んだ」
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