飼い犬追って電車にはねられたか 78歳男性遺体、犬の死骸も 大阪
南海高野線岸里玉出駅(大阪市西成区玉出東1)近くの線路脇で24日深夜、パチンコ店経営、石山浩良(ひろよし)さん(78)=大阪市阿倍野区=が死亡しているのが見つかった。周辺の防犯カメラにはこの2日前、石山さんに似た男性が付近の踏切から線路に入り、大型犬を追いかける姿が映っていたことが判明。石山さんの愛犬と同じゴールデンレトリバーの死骸も発見された。
大阪府警西成署は石山さんが線路内に誤って入った飼い犬と電車にはねられた可能性が高いとみている。
西成署によると、石山さんは独居でゴールデンレトリバーを飼っていた。別居する長男が22日夜、「父親が帰っていない」と府警に行方不明者届を提出した。
署員が捜索したところ、南海高野線の岸里玉出―帝塚山間の高架型の線路脇で24日午後11時5分ごろ、石山さんが倒れているのを発見。頭部を骨折しており、現場で死亡が確認された。
府警が周辺の防犯カメラを調べた結果、石山さんとみられる男性が22日夕、現場から南約100メートルの踏切から線路内に進入し、北に向かって走る大型犬を追いかける姿を確認。同じ頃に、周辺の高架下の路上でゴールデンレトリバーが死んでいるのが見つかっていたという。
ご冥福をお祈り申し上げます