不仲で知られるベテラン漫才コンビ「おぼん・こぼん」の関係修復企画「おぼん・こぼん THE FINAL」が6日、TBS系「水曜日のダウンタウン」(水曜午後10時)で放送された。
前週の放送では、こぼんの娘でタレントのいづみが結婚式で2人揃って出席してくれることを希望していたが、この日の放送で、いづみの願いが叶い、2人でいづみをエスコート。おぼんは幼いころから知るいづみの晴れ姿に号泣した。
だが、いづみから「どうか仲直りしていただけないでしょうか」と関係修復の誓いの握手を求められると、おぼんは「ごめんな。コイツが意思表示しないと握手はできんな」とこぼんの謝罪を要求。こぼんが「普通に戻りましょか」と折れたにもかかわらず、「何や普通って?」と言い放ち、さらなる謝罪を求めた。
これには、こぼんが「性格悪すぎるわ」と激怒。「終わりやったら終わりでええわ。めんどくさい」と言い放つおぼんに対し、「ほんじゃ、辞めましょか」と売り言葉に買い言葉で、まさかのコンビ解散が決定した。
まさかの展開に40年間行動をともにしてきた担当マネジャーがおぼんを説得。諭されたおぼんが握手を求め、関係修復となったかに見えたが、今度はこぼんが「仲直りじゃない。もう今の仕事で漫才を辞めます」と芸人引退を示唆。どうすることもできない泥沼状態に陥ったかに見えた。
意地の張り合いが重なり、不仲どころかコンビ解散という事態に、関係修復の仕掛け人のナイツやスタッフが「漫才を続けてほしい」と必死の説得。漫才を続けたい気持ちを取り戻したおぼんが、こぼんのもとに駆け寄り「どうも皆さん、ご迷惑をおかけしました。俺も意地を張ってたところがいろいろあるんで、この場を借りて、俺も入れ替えるからお前も入れ替えや。もういっぺんやり直そう」と握手。こぼんの顔を引き寄せ、ハグし合うと「本当におもろい漫才やるねんで」と、とびきりの笑顔で語りかけた。
2人の電撃和解に会場は拍手と喜びの声に包まれた。ナイツの2人は感極まり、スタジオで見守った伊集院光と麒麟川島も涙した。こぼんは「ありがとうございました。いろいろ迷惑かけました。すいません」と感謝。おぼんも「コイツとしかできない漫才もありますねん」と話そうとしたが、ナイツ塙宣之が「もうもうもう。なんかこれ以上はまた。今のうちにやめとく」と〝余計なこと〟を言い出しかねないおぼんを静止して笑いを誘った。
番組では仲直り以降の様子も放送。東洋館での出番では揃いの赤ジャケットで登場。おぼんが「仲直りするときは、このネタと決めてた」という「献血」のネタを19年ぶりに披露し、おぼんは「楽しかった」。こぼんも「面白かったですよ。何年か前に戻ったような気持ちになって」と振り返った。BGMで流れた「浅草キッド」は視聴者の涙を誘った。
最後は2人でがっちり握手。「死ぬまで頑張ろう」と誓い合う2人の姿に、ダウンタウン・松本人志は「かっこいいよね」とハッピーエンドに感慨深げだった。
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おぼん・こぼん不仲解消 がっちり握手し「死ぬまで頑張ろう」
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