保険金目的で大阪府摂津市のパチンコ店「パーラーミュージアム」に放火 実質経営者の男性(56)逮捕へ
大阪府摂津市で昨年8月、パチンコ店が全焼する火事があり、府警捜査1課は近く、保険金目的で放火した疑いが強まったとして、同府茨木市の実質経営者の男(56)を非現住建造物等放火などの疑いで逮捕する方針を固めた。店のパチンコ台などには数億円の火災保険が掛けられており、府警は詐欺未遂の疑いでも捜査する方針。
火事は昨年8月30日午前3時半ごろに発生。摂津市鳥飼上4のパチンコ店「パーラーミュージアム」から出火し、鉄骨一部2階建て延べ約1050平方メートルが全焼した。出火当時は無人で、けが人はいなかった。
捜査関係者によると、火災後の現場検証で油分が検出されたほか、近くの防犯カメラには出火直前、不審な人物が出入りする様子が映っていた。府警は今年2月、この映像などから実質経営者の知人の男(50代)を非現住建造物等放火容疑で逮捕。関係先を捜索するなど、捜査を進める中で実質経営者の関与が浮上した。
店内にあったパチンコやスロットなどの約400台には保険が掛けられ、受取人は実質経営者になっていた。火災後に保険金が申請されたが、支払われていないという。
店は2003年にオープン。実質経営者は以前、別のパチンコ店や飲食店などを経営していたが、01年に民事再生法の適用を申請。府警は、資金繰りに困った実質経営者が保険金目的で、知人の男に放火を指示した疑いがあるとみて調べている。【村田拓也、伊藤遥】
ん…、真実は分からないけど、この事件以外にもパチンコホールが火事になる事多いもんね…。