〝第2のへずまりゅう〟が大阪を恐怖に陥れている。新型コロナウイルスに感染し、大阪市内のホテルで宿泊療養中だった20代男性が行方不明になったのだ。
大阪府によると、男性は19日に入所。6階の部屋で療養を開始したが、22日に連絡が取れなくなった。部屋の窓のストッパーが壊されており、建物の足場などを伝って〝脱走〟したとみられる。ホテルの入り口には24時間体制で警備員が常駐。監視カメラもあるが、外出する姿は確認されていない。室内に防犯カメラはなかった。
〝迷惑男〟によるコロナウイルス拡散騒動で思い起こされるのが、公判中の迷惑系ユーチューバー・へずまりゅうこと原田将大被告(30)だ。
へずまりゅうは有名ユーチューバーに「凸る」(突撃する)スタイルで活動を続け知名度が急上昇。昨年7月、激しく咳き込み「コロナ…」とひと言だけつぶやくシーンの動画を配信し、視聴者から「コロナでは?」と感染を疑うコメントも寄せられながらも全国行脚を続けた。
人物への「凸」のみならず、営業自粛要請を無視する神戸のパチンコ店に乱入、東京・原宿では偽ブランド疑惑のショップの黒人店員とけんかを繰り広げ、沖縄・首里城のメッセージボードに大きく「へずま」と落書きするなどの“蛮行”を繰り返した。
その後、山口県の村岡嗣政知事が会見でへずまりゅうがコロナに感染していたことを明かしたことで波紋が広がった。
大阪府では昨年も療養者の脱走事例があったが、吉村洋文知事は「非常に残念。ご本人のためにも感染を広げないためにもホテル療養というルールを作っている。それを破って外出は残念に思うし、やめていただきたい」と怒りをにじませた。
男性とは連絡がついておらず、吉村氏は「保健所が所在を探しているが、まだ見つかっていないということなので、警察に行方不明届を出すべきと判断した。外出した方にはぜひ出てきていただきたい」。
ホテルの周りはビルで囲まれているものの、6階の窓から簡単に飛び移れるような高さの建物はない。下に落ちようものなら大ケガする可能性もある。
近隣住民は「入り口には警備員もずっとおるから、足場を伝って非常階段の方に行って、隣のビルの敷地に移って逃げたんやろね。そちら側は盲点になってるから」と指摘した。
それにしても、なぜそんな危険を冒してまで脱走を図ったのか? 捜査関係者は「男性はシャブ絡みで逮捕されていたが、感染が分かって釈放された。療養期間が過ぎた後、また警察に話を聞かれるのが嫌だったのか、それとも覚醒剤が影響していたのか。そこまでして逃げだす意味が分からない」と明かした。
理由はどうあれ、一刻も早く〝迷惑男〟が見つかってほしいところだ。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3341034/
〝第2のへずまりゅう〟か コロナ感染男がホテルから脱走!吉村府知事「非常に残念」
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