慶應大学特任准教授でプロデューサーの若新雄純氏が18日、ニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA TV)に出演。東京五輪・パラリンピックの開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)による、渡辺直美“侮辱問題”に私見を述べた。
若新氏は「僕、このご時世、嫌になっちゃったけどね。マジだるいなと思って」と切り出し「このニュース見てゲンナリしたのは、発言は問題なんだけど、謝罪と撤回を許さない社会になったこと」と指摘した。
佐々木氏は昨年3月、グループLINE内で当該発言をしたが、他のメンバーから非難されすぐに謝罪、撤回している。それだけに「『自分の感覚間違ってた』ってことを素直に謝って、良くしていくことが大事。なんで過去の話で謝って撤回してるのに、今の仕事を辞めなきゃいけないのか」と憤まんやるかたない様子。
続けて「謝罪せず認めなかったとかだったら、まだ分かる。『そうなんだ』って分かったケースはむしろ見習うべき…はおかしいかもしれないけど、そうやって『私ズレてた』ってことを、認めていける年配の人が増えていく社会が理想。だから、何なのかな?って」と首をかしげた。
さらに「謝罪撤回が許されない社会になってしまうと『何も言わない』ってなるから、かっ達な議論もできなくなるし、アイデアも出ない社会になる」と指摘。「何か間違ったことやっちゃって『時代錯誤だ』って言われて、謝罪撤回しても許されないぐらいなら、何もしないほうがいいってことになる。誰も(開閉会式の)企画にかかわりたくないんじゃないすか? どんな演出しても『それはズレてる』『それは…』」と言葉が止まらず、進行役の平石直之アナウンサーから「若新さん、そろそろ。言いたいことはよく分かりました」とたしなめられた。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2910015/
慶大准教授が渡辺直美“侮辱問題”に私見「マジだるい」「謝罪撤回を許さない社会になった」
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