極楽とんぼの加藤浩次(51)のレギュラー番組がこの春、立て続けに終了する。1993年のJリーグ開幕から放送枠や地域を変えながら続いてきた長寿番組「スーパーサッカー」(TBS系)に続いて、「この差って何ですか?」(TBS系)も終了することが明らかになった。闇営業騒動に端を発した吉本興業上層部批判から1年半。いよいよ〝粛清〟が始まったのかと業界中がザワついている――。
大のサッカー好きとして知られる加藤は、2001年から「スーパーサッカー」のメインMCに起用され、TBSサッカー番組の顔として活躍してきた。しかし4月以降、同番組は枠を拡大したスポーツニュース番組「S☆1」に吸収される形となり、消滅することになった。
さらに一部で、加藤と川田裕美アナウンサーがMCの情報バラエティー番組「この差って何ですか?」も打ち切られることが報じられた。
「昨年秋にテレ朝の『やべっちFC』が終了したことからも分かるように、サッカーニュース番組は存続が難しい時代に入った。また『この差って何ですか?』も、かつては2ケタ視聴率だったが、最近は1ケタに落ち込んでいた。打ち切りもやむなし、といったところ」(TBS関係者)
確かに視聴率を見ると、番組が終わるのも無理はないのだが、よりによって加藤がMCを務める2番組ということで、不穏な空気が流れているのだ。
「一昨年に巻き起こった一連の闇営業騒動の時、加藤は日テレの『スッキリ』で吉本の大﨑洋会長ら幹部を糾弾。いわゆる〝加藤の乱〟を起こした。加藤が吉本とエージェント契約を結ぶことで一応の決着は付いたが、この時のことを吉本幹部は許しておらず、すぐにではなくタイミングを見て仕事を減らしていくのでは?とみられていた」と言うのは芸能プロ関係者だ。
先日、写真週刊誌「フライデー」の直撃を受けた大﨑会長は、テレビ復帰を願う「雨上がり決死隊」宮迫博之に対し「テレビ局と直接やったらええやん。吉本がテレビ局に圧力かけたり、逆にテレビ側が気をつかって降ろすとか噂されてるけど、そんなんあるわけない」と明言していた。
「まあ一つだけ言えるのは、吉本としては加藤のレギュラー番組が減ろうが、もはや守る必要はないということ。加藤は自身が望んでエージェント契約を結んだ。またテレビ局としても吉本に気を使うことなく、数字が悪いという理由で加藤の番組を切れるようになった」(テレビ局関係者)
また、加藤がMCを務める平日朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)の裏番組「グッとラック!」(TBS系)が3月26日で終了。29日から新番組「ラヴィット!」がスタートするが、MCはお笑いコンビ「麒麟」の川島明と田村真子アナウンサーが務める。
「この枠は1996年から『はなまるマーケット』が放送されたが、MCは昨年亡くなった岡江久美子さんと薬丸裕英、その後の『いっぷく!』と『ビビット』は国分太一、続く『グッとラック!』は立川志らくと、吉本にはあまり縁がなかったが、ここに来て吉本の川島がMCの座をゲットした」(同)
「スッキリ」の裏番組に川島のMC起用したウラには〝加藤潰し〟の意図があるとの見方も浮上している。
現時点で「スッキリ」が終わるという話は出ておらず、加藤がテレビから姿を消すという日は当面来ない見込みだが…一寸先は闇だ。
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加藤浩次がついに〝粛清〟か 今春2番組終了で思い出される「加藤の乱」の顛末
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