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【コラム】2020年 年間販売台数~パチンコ編~
中略
最初に、2020年のパチンコ年間販売台数ですが、91.8万台
となる見込みです。 ※リデザイン調べ
まだ「P機よりCR」というムードが強く、5万台を超える販売が「PAスーパー海物語INジャパン2 MG」たった1機種しかなかった昨年が114.8万台でしたので、前年対比で20%減。
コロナ禍がなければ、撤去需要で130~150万台は見込まれていたことを考えると、その差は非常に大きいものとなっています。
さて、2020年 販売台数1位のメーカーは・・・
三洋系(三洋・サンスリー) 24.7万台‼
「超韋駄天」の6.5万台(見込み)とそれを取り巻く遊技機のプラスオンでダントツの1位。 元々、演出の基本構成やスペックの作りこみはしっかりしているメーカーでしたが、これまで「海の○○」の色が強く、ホールもユーザーも色眼鏡的な見方もあり商品力を発揮し難い状況にありました。今回、コロナ禍で新台供給が急激に低下する中での数少ない新台であったこと、短時間遊技を好む遊技行動の変容と遊技機仕様がマッチしたことで、色眼鏡なしに着座遊技され易い環境となり、じわじわ評価を上げていきました。
2位は・・・京楽.(京楽.・オッケー.) ・ 三共(三共・ビスティ・ジェイビー) 12.5万台‼
なんと同販売台数。冬ソナとタイガーマスクの着地次第ですが、僅差で京楽が2位になる気がします。
京楽.は変化の先取りが上手く、ハイミドル×遊タイム「仮面ライダー轟音」の4万台が牽引した格好。 スペックの先取りに注力した結果、(恩恵特化型)遊タイムとハイミドルの相性の悪さを先んじて示す結果となりましたが、これはコロナ禍で夜の稼働が伸びにくくなった行動変容の影響もあったように感じます。
それよりも、ベース機が軒並み実績機ではあるにしても、変わり映えしない「アレンジ機」を繰り返し販売したことで、「京楽フォーマット」にやや飽きが見られる点が、気になるところ。良い面も悪い面も含め、市場に影響力のあるメーカーですので、来年の舵取りをドキドキしながら見守りましょう。
三共は、「戦姫絶唱シンフォギア2」の3.5万台が牽引。65%内規撤廃後もこうして1種2種が定着しているのは元を辿れば三共のおかげと言ってもいいぐらいですが、今年は1種2種一辺倒ではなくVループ(転落式)・VST・100%ST・役物など幅広いスペックを販売。 たとえ販売台数的に大きく望めない仕様・モチーフでも、「灯を消してはならぬ!」と継続的にトライしていくモノづくりの姿勢は高く評価したいところです。
4位は・・・ニューギン 8.7万台
5位は・・・サミー系(サミー・銀座・エレック) 8.6万台
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