給料前の小銭稼ぎ、はたまた借金返済のためにギャンブルをする人もいる。そこで勝てればいいが、負けると生活は苦しくなる一方だ。そこから負けた分を取り返そうとした時に限って運にも見放されやすい。
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ギャンブルは時の運という見方もあるが、勝ち続けられる人はごく一握りだろう。実際にギャンブルにのめり込む人は、どんな思いで続けているのだろうか。(文:鹿賀大資)
パチンコ依存症の自助グループに通うものの「またパチンコを打ってしまいそうです」
サービス系企業でパート・アルバイトをする30代女性(年収300万円)は、18歳の時からギャンブルを続けている。現在までに投じた総額は600万円以上。負けが続くと「やめよう」と思うものの、帰り道には貯金を崩す日々。幸いにも借金はしていないため「まだ大丈夫」と、結局はやめられない。
30代男性も、ギャンブルに総額500万円を費やしている。仕事の方はサービス系企業の契約社員で年収100万円。娯楽費だけで身の丈を優に超える。財布が空になるだけにとどまらず、貯金もすべてなくなるまで使い込むという。さすがに"断ちたい"と考えるものの、実現は難しいようだ。
パート・アルバイトをする40代男性の年収は300万円。現在は借金があり、やめるためにパチンコ依存症の自助グループに通っている。しかし、そこで一連の課程を終えたら「またパチンコを打ってしまいそうです」という。やはりパチンコは依存性が強いようだ。
サービス系企業40代男性(年収600万円)のギャンブル歴は28年。ここ8年は赤字が続くも、パチンコを打ち始めて20年間は最低でも月40万円のプラスで「最高だと月200万円は稼いでいました」という。
ところが、その好景気だった時期の浪費癖が染みついており、現在も給与の倍以上の生活を続けている。そこへ来ての赤字続きのため「今、やめないと不安で一杯です」と綴っている。
親に勘当されて15年になるが「やめられない」という50代男性
50代男性のパチスロと競馬歴は45年と筋金入りだ。仕事の方は正社員で年収400万円だが、総額約2500万円を投じている。そんな男性曰く「仕事モードからリセットするため、と言い訳しつつ、本気でやめようとしたことはない」とのことだ。
パート・アルバイト、年収250万円の50代男性のパチンコ歴は30年以上。競艇、競輪や競馬も20年以上の歴を有する。その総額は「5000万円くらいにはなると思います」という
借金を抱えているが、ギャンブルをやめることは出来ない。「親に嘘をついてまで金を借り、勘当された。それから15年以上経つが、こんな状態なのでどうしようもないです」と書いている。
そうした中、70代女性(サービス系/パート・アルバイト/年収150万円)からは、「パチンコをする時は、余分なお金は持って行かないに限る」といった声も寄せられた。まさにその通りだ。しかしそれが出来ないからこそ、依存症となってしまう人も多いだろう。
パチンコ、ギャンブルから抜け出せない人の声 「帰り道には貯金を崩す日々」「親に嘘をついてまで金を借り、勘当」
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