お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二（５５）が新型コロナウイルスに感染していることが２６日、判明した。所属事務所が明らかにした。レギュラーを多数抱える田中の代役は、相方の太田光（５５）が務めることになりそうだという。太田にとっては重圧のかかる場面だが、ウキウキしているというから驚きだ。その理由とは？
２５日に妻の山口もえが新型コロナウイルスに感染していることが明らかになり、濃厚接触者にあたる田中も２週間の自宅待機としていた。翌２６日にＰＣＲ検査を受けたところ、その結果は陽性だった。
所属事務所タイタンの太田光代社長は「２６日午前中に電話したところ、ゴホゴホとせきなどの症状が出ていました。現在は入院し、治療にあたっています」と田中の状態を説明。
２６日未明のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」（ＴＢＳラジオ）に電話で生出演した際には「もえちゃん、風邪っぽくてさ。オレは大丈夫だけど」と変わった様子は見られなかったが…。突然悪化するのがこの新型コロナウイルスの怖いところだろう。
「濃厚接触者」の有無について「保健所からの聞き取り調査で、田中の２日間（２４、２５日）の行動を聞かれました。月曜日は田中は休み、火曜日は奥様が発症されたために、自宅待機でした」と光代社長。相方の太田、事務所関係者で濃厚接触者にあたる人はいない。
光代社長は「まさか、こんな身近にという感じです。今は私たちの体験がほかの方たちの参考になれば、という思いです」と話した。
ただ田中は「サンデー・ジャポン」（ＴＢＳ系）など多くのレギュラー番組を抱える売れっ子とあって、テレビ局は大慌てだ。
「どのタイミングでの感染なのか、共演者には影響があるのか、各局のプロデューサーが大慌てで情報取りに動いていました」（芸能関係者）
同時に、田中の代役が必要だが、そのほとんどを太田が務めることになりそうだ。さっそく２６日には「秘密のケンミンＳＨＯＷ極」（日本テレビ系）の収録に参加したという。
慣れない場所で田中不在の穴を埋めなければならない太田には、大きなプレッシャーがかかりそうなものだが、妻でもある光代社長によれば「ウキウキしている」。
なぜなら太田はひそかに〝リベンジ〟に燃えているのだ。
実は田中の〝フォロー〟に回るのは、これが初めてではない。２０１２年に肝機能障害で入院した際、当時司会を務めていたスポーツ番組「Ｓ☆１」（ＴＢＳ系）の代役を務めた。
そこで太田は大暴れしたのだが…今年２月に亡くなった共演者の野村克也さんから「君とは合わない」とこき下ろされてしまったのだ。
「太田さんにしてみれば、田中の代わりに一生懸命やっただけ。今度チャンスがあれば、もっと大盛り上がりさせようと意気込んでいた」とテレビ局関係者。
また「秘密のケンミンＳＨＯＷ極」は、親交のあるみのもんたが長らく番組の顔として活躍しており、その後釜に座った田中のことを太田は相当うらやましがっていた。「絶対、俺のほうが向いてる」とスキあらば司会の座を奪おうとしていたそうだ。
「太田さんは仕事大好き人間。田中家のことはもちろん心配しているが、田中のいないスキに大暴れできるのが本当に楽しみらしい」（前出局関係者）
これも愛情の裏返し！？いずれにせよ太田がフル回転する日々はしばらく続きそうだ。
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