６月にジャニーズ事務所を退所した元ＮＥＷＳの手越祐也（３２）が、自ら描く夢のエンターテインメント施設「手越村」の〝キーマン〟を本紙に明かした。５日に都内で行われたフォトエッセー「ＡＶＡＬＡＮＣＨＥ～雪崩～」（双葉社）の出版＆農業村おこし「手越村」構想発表会見の中で、飛び出したのが元ＴＯＫＩＯの山口達也（４８）の名前だ。ＤＡＳＨ村を成功させた手腕を借りて、手越村を一大エンタメ施設にする構想だという。では、来年３月いっぱいで退所する同じＴＯＫＩＯの長瀬智也（４１）はどうなのか？ 直撃すると――。
ジャニーズ時代や過去に噂になった女性との本当の関係、さらに独立してやりたいことを赤裸々につづった本は、現在の出版界では異例の初版５万部に達し、多くの通販サイトで軒並み予約１位を獲得。今、大きな話題になっている。
手越は「みんなが共感して、つらい時とか困った時、手越祐也見てると笑えるな、元気出るなと思ってもらいたい。今までの真実とかを闇に葬り去った状態でセカンドキャリアに行っていいのかなという時に『？』が浮かんだんです」と明かし「間違いなく賛より否が来るというのは自分の中では覚悟してましたし、間違いなく総バッシングされると思っています」と出版の経緯と覚悟を語った。
さらに、この日の会見では「手越村」構想を発表した。山梨県に村をつくって、体にいい野菜や果物などを栽培。それを近郊の学校の給食や、すでに取り組んでいるシングルマザーの家庭に弁当を配るプロジェクトに活用するだけではなく、家族連れなども呼び込み、楽しみながら体験する施設にする。目指すのは「ザ！鉄腕！ＤＡＳＨ！！」（日本テレビ系）のＤＡＳＨ村で「農業って硬く聞こえちゃうかもしれないけど、総合エンターテインメント施設」というから、ディズニーならぬ〝テゴシーランド〟のイメージだ。その構想を語る中で、思わぬ名前が飛び出した。
「願いがかなうならば、大好きでずっとリスペクトしていた山口君に先導してもらってスキームを教えてもらいながらお手伝いができたらいいなと。本当に格好いい、男気ある先輩なんですよ。お互いが事務所（ジャニーズ）の人間じゃないからこそ、人生の先輩として、農業の先輩として、教えてもらえれば」とラブコールを送った。
農業や村づくりに精通した山口の力を借りようというのだ。もっとも、現段階では手越の願いにとどまり、連絡などは取っていないというが、２人は事務所の枠組みにとらわれないだけに夢は広がる。
一方、来春には山口同様にＤＡＳＨ村に心血を注いだ長瀬もジャニーズを退所する。仮に手越村に協力してくれるならば、大きな力になることは間違いない。そこで会見後、本紙は長瀬にも協力要請するのか、手越に聞いた。
手越は２００６年の長瀬主演ドラマ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」で共演している。
「長瀬君に関して言うと、本当に実際に主演の背中を見せてもらって、やっぱ格好いいなあと。たぶん長瀬君のことを悪く言う人は誰もいないと思います。ジャニーズの後輩もみんな好きと言っていたし。そう言われる人には、それなりの器の大きさとかがあるから。長瀬君と何かしたいというのはないけど、人生の先輩としてアドバイスを欲しいなと思います」
何かコラボするというのではなく、困った時に相談に乗る、いわば〝相談役〟だ。手越村に直接携わらずとも、長瀬のさまざまなアドバイスは、手越の構想に役に立たないはずがない。また、長瀬の人を引き付ける魅力を手越が身につければ、村は多くの人でにぎわうはずだ。
ちなみに今、長瀬にアドバイスしてほしいことはというと「独立してから僕の道は正解ですか？とか（笑い）」。
「独立して社会人としては１年目みたいなもの。そういう面では人生の大先輩の経験は僕の糧になると思いますので、そういう部分を聞いてみたいですね。ドラマでは濃密な３か月間を過ごした時、まだ１９、２０歳のころ。僕も変わっていれば、きっと長瀬君ももっと大きな格好いい先輩になっていると思う。さらに大きなアドバイスを欲しいです」と笑顔で明かした。
手越の描く「農業テーマパーク」の実現には、〝現場責任者〟の山口と〝相談役〟の長瀬が欠かせないのかもしれない。
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