政府が家庭に配布した布マスク、いわゆる「アベノマスク」。今後、介護施設や保育施設などに8000万枚が配布されます。
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28日も布マスク、いわゆる“アベノマスク”をつけて官邸入りした安倍首相。 政府はこのマスクを全世帯に2枚ずつ配布しましたが、それとは別に、今年3月から介護施設や保育所、幼稚園などに同じものを配っています。 every.が訪ねたのは都内にある保育園。お昼寝の時間には感染予防のため、子供の顔と足が交互に並ぶよう寝かせていました。
この保育園にもアベノマスクが届けられていますがスタッフは、別のマスクをしていました。 キャンディパーク保育園・武藤大助園長「今なんでこのタイミングで送ってくるのかなと。
(布マスクで)散歩に行った時は本当に暑くて、逆につけてる方が体に危険なのかなと」 政府は、介護施設などには職員と利用者を対象に、保育所などには職員を対象に、1人あたり7枚を配る計画ですが、配布が完了したのは1人あたり3枚分。
残り4枚分にあたる8000万枚がまだ残っていて今後、配られるということです。 キャンディパーク保育園・保育士「布マスクはどうしても声がこもってしまう。動いたりすると暑くなってしまうので使う予定はないです」 今後さらに8000万枚を配ることについて菅官房長官は…。
菅官房長官「(布マスクは)繰り返し利用できることから相対的にコスト面でも安価であり、またマスク需要の抑制に資する感染拡大の備えという観点から、継続配布は有意義であるというふうに考えます」 配布の必要性を強調しました。
一方で、ドラッグストアやスーパーなど店頭でのマスク不足はほぼ解消し、多くの人に行き渡っています。そのため、今後もアベノマスクの配布を続けることに疑問の声もあがっています。野党からは…。 共産党・志位委員長「現場でもとめているのはもっときちんとしたマスクですよね。
もっと現場の状況に即した支援が必要じゃないでしょうか」 与党内からも配布継続には検討が必要との声が…。 公明党・山口代表「現状では比較的容易にマスクが入手できる状況になった。
政府の布マスク配布が有効かどうか、これまでの経過をよく振り返った上で検討してもらいたい」 政府は9月中旬までに配布を終わらせたいとしています。
アベノマスク8千万枚 配布必要?疑問の声
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