「連ちゃんパパ」作者、ブームへの困惑と作品に託した思い 「取り扱い注意啓発本として...」
2020年5月上旬、ネットで突然ブームになったマンガが「連ちゃんパパ」である。
無名のパチンコマンガだった本作は、ほのぼのとした絵柄からは正反対の「クズばかり」の登場人物や、彼らが破滅していく展開が注目されて知名度が急上昇した。作品の評判と、作者・ありま猛さんの突然のブームへの感想は......
中略
改めて秋水社に取材を行ったところ、本作は正確な号数などはわからないものの、1994年春から97年秋頃まで連載されていたとのことだった。ありま猛さんと編集者の間で電子化の話が浮上し、デジタルコミックに向くと考えて刊行したそうだ。
「突然のネット騒動に捲き込まれて困惑してます」
そしてありま猛さんにブームの感想を聞いたところ、「依存症」に囚われた人の行く末をこのマンガに込めており、目を向けてもらえればとのことだった。
「突然のネット騒動に捲き込まれて困惑してます、何処か他人事の様な...... でも私なんですね。私は、人間ストレス溜めない為には適度なアルコール、ギャンブル、セ○○スは必要だと思ってます。 『連ちやんパパ』は ギャンブル依存症として論評されていますが、この作品はたまたまパチンコをとうして表現させて頂いた訳で、他のアルコール依存症、セ○○ス依存症、これ等にドハマリすると結果は一緒だと。人は誰しもこの3つの内の1の依存症にハマる可能性があると思ってます。
この作品は取り扱い注意啓発本として見て頂ければ幸いだと思ってます。」(原文ママ)
作中にはパチンコで借金を重ね、借金取りに追われて破滅する人物が多く現れる。絵柄とストーリーのギャップには、知らず知らずのうちに依存していく人の心の弱さも象徴していたかもしれない。本作はマンガ図書館Zで、7月31日まで無料公開されている。
https://news.livedoor.com/article/detail/18284425/
今の時代、コンテンツを作ってる人は強いね。