24日の参院山口選挙区補選で、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人のネット評論家へずまりゅう氏(30)は最下位で落選した。自民前職の北村経夫氏が当選。へずま氏は今後、格闘家と選挙活動家の二足のわらじを履くことになりそうだ。
「ごめんなさいでした」と昨年、新型コロナウイルスに感染した状態で全国を転々としたことをわびたへずま氏。昨年、迷惑系ユーチューバーとして暴走し、逮捕された。今年8月の有罪判決を経て「ネット評論家」として活動を再開。新たな道を探していたところ、NHK党の立花孝志党首から「選挙に出て、謝罪しなさい」と誘われた。
若者世代からの人気はハンパなく、最終週は山口から飛び出し、広島、大阪、名古屋、東京でも活動した。その活動の様子をティックトックやインスタグラムに投稿し、フォロワー数を大きく増やした。
選挙前には「1万票得票できなかったらSNSを引退する」と表明したが、36・5%という低い投票率も災いし、結果は6809票に。ノルマは達成できなかったが、前言撤回はへずま氏の真骨頂といえそうで、簡単に「SNS引退」をうのみにできるハズもない。
先月には、「本気で格闘家になる」とアマチュアのリングでデビューし、敗れはしたものの元レスリング国体出場の経験がダテではないことをのぞかせた。次戦へ向けて、本格的にトレーニングに励む一方、今回の補選で、自由に主張・発信できる場は病みつきになったようで、「また機会があったら出たい」と意欲を見せている。
立花氏はすでに来年の参院選で、へずま氏の擁立を宣言しており、2月の山口県知事選への対応も注目される。
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へずまりゅう氏 格闘家と選挙活動家「二足のわらじ」へ 参院山口補選最下位落選も「手応え」
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