“隠し録り”を生かせるタイミングとは? 秋篠宮眞子さま(29)と婚約が内定している小室圭さん(29)はどこで間違えたのか。母親の元婚約者と金銭トラブルを抱える小室さんは8日にA4、28枚からなる“小室文書”を発表し、元婚約者との会話を隠し録りしていたことを明かした。しかし、決定打にならないどころか元婚約者側も録音をしていたことが判明。小室さんの主張は否定された。専門家が隠し録りの効果的な使い方を指南した。
「人として信用できない」「隠し録りはダメってルール知らないの?」――。このように小室さんが隠し録りをしていたことにネットでは批判が集まっている。小室さんにとってはトラブルを終わらせるための一手だったはずだが、むしろ国民感情は悪化している。
小室文書によると隠し録りは2012年9月に元婚約者から母親に婚約解消が告げられた場面で行われたという。母親がこれまでの支援の清算に言及。元婚約者の「返してもらうつもりはなかったんだ」との返答が録音されているとのことだ。
ここだけ聞くと、元婚約者から小室家への約400万円の支援は返済を求められていなかったと思える。しかし、発売中の週刊文春で元婚約者の録音テープの存在が明らかにされた。2013年8月のものだといい、そこで元婚約者は「もう最初から『差し上げます』と言った覚えは僕は一言もない」と話しているという。つまり、返済を迫っているわけで、小室さんの隠し録り内容とは真逆だ。
これまで小室さんは録音の存在を明かしておらず、自らの正当性を示すための起死回生の策として公にしたはずだ。一体、どうして効果を発揮しなかったのか。
隠し録り事情に詳しい労働者寄りの社労士M氏は「隠し録りは違法ではありません。労働審判では隠し録りされた音声が決め手になることもあります」と指摘。隠し録りの使い方について労働現場を例にとってアドバイスした。
「解雇無効で争っている時、会社側にとにかくあれこれ主張させるのです。私がかかわったケースでは会社は労働者との面談をした際のやり取りとして、『こう説明したのにやらなかった』『会社を中傷する発言があった』などと労働審判で訴えたのです。ところがこれはウソでした」
労働者がその面談を隠し録りしており、文字起こししたものを提出。会社側の証言は信憑性を失い、解雇は無効になった。「隠し録りが効果を発揮するのは最後です。まずは相手を泳がせて、手の内を出させる。相手がウソを言ったり、大げさに言ったりしたところを見つけたら、それをひっくり返す録音を出すのです」(前出の社労士)
隠し録りなら何でもいいわけではない。「編集されたものは信憑性がありません。都合のいい部分だけを取り出していると思われてしまいます。録音の始まりから終わりまでが必要です」(同)
小室さんは先に録音を出してしまったのがいけなかったというわけだ。
「結局、録音をしていたのは小室さんも元婚約者も同じことなのに、先に出した小室さんの方が悪い印象になってしまいました。相手のウソを暴くために録音を使えばよかったのでしょう。つまり後出しの方がよかった」(同)
こうした状況下でも小室さんは「10月結婚」に向けて準備を進めているという。順調にいけば5月に米ロースクールを卒業し、7月にニューヨーク州の司法試験を受験。その結果が10月に出ることから、その時期に眞子さまを〝迎えに行く〟つもりなのだという。
とはいえ、このまま結婚を強行して国民の理解を得られるとは到底思えない。
結婚への道のりはまだまだ険しいようだ。
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小室圭さん「録音テープ」で致命的な戦略ミス 現役社労士が指摘
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